旅の諸々-3


引き続きアルセナーレ会場の展示。

旅って、ある程度下調べしておいた方が楽しめるのに、今回はAちゃんに頼りきってしまった私。
彼女からの情報で、この企画出品作家の中に安藤忠雄氏も名を連ねていて、その展示作品の建築は
実際ヴェネツィアで体感することができると聞いて興味を抱いていたのです・・・

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その展示がこちら。 やっぱり日本人の作る模型は精度が違うな~。
手前の塔がある辺りがサンマルコ寺院。
その左側の運河を挟んで先端に三角の建築物がありますね、これが安藤氏がリノベーションに携わった美術館の
「プンタ・デラ・ドガーナ(Punta della Dogana)」。

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はい、これを倍率の高い模型にしますと・・・

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ん~、一層体感したくなる。

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2009年に開館したこの美術館のオーナーさんは世界的アートコレクターのフランソワ・ピノー氏。

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重厚そうな外観と躯体。
安藤氏のリノベーションした空間とどんなコントラストになっているのか、
そこに展示される作品がどのように映えるのか…ホント興味深い。

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プンタ・デラ・ドガーナ、待っててね♪ と、安藤氏のブースをあとにします。

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まだまだアルセナーレ会場の展示は続きますよ。

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小舞もいろいろ。 リサイクル品を利用した小舞もあるんだ…。

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ついつい↑好きな素材系の前で足が止まってしまう。

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生活に必要なものが詰め込まれたミニマルな空間の展示もいくつかあったな〜。
日本人にしてみれば結構頻繁に向き合うことなんだけど、災害や難民に直面することが
多くなった現在では世界的な取り組みなのかも。

その他諸々、いくつかの展示を無作為にアップしてゆきます。

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↓これね、大量のゴミに囲まれた環境下で如何に居住空間を作るかの試み?なのだろうか、
ゴミについて考えるテーマ?みたい。
ダンボールを束ねて積み重ねて厚い壁を形成し、その配置によって空間を作り出している。
壁はダンボールだけでなく、ビニール類を束ねたり、ペットボトルで構成されたり様々。

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安全な環境にいる私達にしてみれば火事になったらどうするの?とか不安要素しかないけれど
廃棄物しかない環境で何とか暮らさなくてはならない…となればこういう発想なんでしょう。
でもイマイチ納得できないなー。

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↓これ、思わず「かわいぃーーーーっ」って声が出た。

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大きな箱のいろんな場所に穴があってね、そこから覗くの。

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こんなの作るアルバイトがあったらやりたいなー。

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お部屋を覗く穴もあれば、

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街並をいろんな方向から覗けたり

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考えさせられこそしないけれど 断然楽しかったりするのよね、こういうの。

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一方、なんだったっけ?これ。 みたいなのも(笑) 
ホント なんだったんだろう、これ。

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連なってきた展示が一旦切れる。 外に出て、まだまだ会場があることに驚く。
日が暮れるまでに観られるのかな。
ということで、サクサク観て行く作戦に変更。

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企画展への出品作家さんの場もあれば、各国のパビリオン的区画もある。

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↑アルゼンチン  ↓トルコ

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細い金属支柱の上に木片。
それが集団となると木片が浮遊しているかのように見える。

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所々に公共施設のようにも見える模型。
何処の国のパビリオンだったか… 忘れちゃったけど 嫌いじゃない。

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↑バーレーン
世界第4位のアルミの精錬所を持つバーレーン。

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建築の外装材としてアルミのコーティングが施されているらしい。
展示は砂を鋳型に用いた作品。 独特の質感で、この空間は心地良かった。

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この頃、外は夕暮れ時に。

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オレンジ色の空にしばしみとれるも、まだまだ観たい展示が残ってる!!
更にサクサク見学。

↓イタリア館入口 イタリア館は意外にあっさりしていたように思う。
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ひたすらサクサク。

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↓元々の造船所の名残だろうか。 

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運河に面した広場にいくつかの小さな建築物?のようなプチシェルター?

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難民問題に対する宿舎の提案? 簡易すぎるとも思うけど。

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ただの木箱であったり

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枠状のコンクリートであったり

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これはもう少し現実味のあるタイプ。 実際現存するみたい。

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もう外は暗くなっていました。

アルセナーレ会場 これにて終了。













Commented by fsnote2 at 2016-12-23 13:13
ベニスの街並み、やっぱり素敵ですね。
日本人がリノベーションを!凄いなあ~
2009年開館という事は、私は知らない美術館。
行ってみたくなりました。
色々な展示、素人の私でも興味が湧きます。
でも館内暗いのはちょっと・・・・・
しっかりハッキリ拝見したいですね。^^
Commented by yk-voyant54 at 2016-12-24 04:11
お!いいね。面白いね。
建築・デザイン好きには、たまらんな。
ゆっくりじっくりに見に再訪するよ。
とりあえず、久しぶりに来ました報告。笑
Commented by eggshell0125 at 2016-12-25 00:21
Fさん
メリークリスマス♪
ベニスの町並み、後日もっとアップしますからね。
ピノー財団と安藤氏のコラボ美術館はイタリアにもう1件
あるんですって。
そして現在パリでも建設中なんですって。
あー、また行きたい場所が増えちゃった♪
暗い館内は演出的意味あいもあったのでしょうかね、
すっごく明るい部屋もあったから。。。
Fさんならキャプション理解できただろうな〜なんて、
理解できない自分を残念に思いながら巡ってました(笑)
Commented by eggshell0125 at 2016-12-25 00:24
ボヤントさん
メリークリスマス♪
そうですか? わぁー、嬉しいな。
捉え方も人それぞれだと思うので、
楽しいと思っていただけると
嬉しいのです〜。
コメントこそしませんが、私もボヤントさんの
ブログは欠かさずチェックしてます!!
by eggshell0125 | 2016-12-23 06:43 | 日々のいろいろ | Comments(4)